1/16（月）ヒロインセミナーを実施しました【對馬京子さん】

1/16にヒロインセミナーを行いました。今回の講師は對馬京子さんです！
 
　對馬さんは本校の卒業生で、帝国女子大学（大阪国際大学）に進学されました。大学在学中に京都アナウンススクールへ通い、イベント司会、ラジオＤＪ，映像リポーターなどを経験されました。
大学卒業後は、ＫＢＳ京都、ラジオ大阪、ＦＭ大阪などでレギュラー番組を担当されています。現在は専門学校やタレント養成所でＤＪ、司会、リポーターの講師も務め、後進の育成にも取り組まれています。


　講演の最初に、ご自身の卒業アルバムの写真を見せてくださいました。現在の校舎や制服の違いに生徒たちは思わず「おぉ～！」と驚く声を上げていました。
對馬さんは高校1年生のときに担任の先生から「礼に始まり、礼に終わる」こと「２つの動作を同時にやらない」ことを教わりました。この２つの言葉は、「相手を思い、感謝の気持ちを持つこと」を表しています。この滝井での教えは、電波にのせて言葉を伝えるというお仕事につながっているとおっしゃっていました。そしてこの教えは現在の滝井生の皆さんにも受け継がれていると感じてくださっていました。

　様々なところでご活躍されている對馬さんですが、昔はラジオパーソナリティーになるために、たくさんのオーディションを受けては落ち、受けては落ち…という時もあったとのこと。その中で、大きな番組のオーディションを受け、最終の5人に入りました。最終試験では模擬番組をし、他の人は自分よりもとても上手にできていると感じ、落ち込み泣いて帰ったそうです。後日ディレクターから結果の電話がかかってきました。「あなたが一番下手でした。しかし、あなたはきちんと礼をして帰りました。その姿勢から、ラジオの向こう側に“相手がいる”ことを分かっていることが伝わりました。そういう人に番組を担当してもらいたい。だからあなたに任せます。」と言われ、何と合格したのです！
　對馬さんにとっては高校で身に付けた当たり前のことをしていただけなのでしたが、高校で教わったことが今のお仕事に生きていると伝えてくださいました。

　最後に、「形は変わりますが、この滝井の教えがまた受け継がれていくことと思います。滝井高校が閉じることは寂しいですが、このように在学生の方と時間を持てたことを嬉しく思います。」とグッとくる言葉をかけてくださいました。
　皆さんも伝統として受け継がれている「礼に始まり、礼に終わる」ことを忘れず、挨拶から始まるコミュニケーションを大切にして、残りの高校生活をぜひ楽しんでください！