MENU
滝井の人

土谷渉

2019.11.14

I have !
地歴公民科の土谷渉です。
 
私の趣味は飛行機に乗ることです。
飛行機ってとても夢がありますよね。まず、鳥は空を飛びますが、人間は空を飛ぶことができません。それでも、夢をあきらめなったライト兄弟は空飛ぶ乗り物を開発しました。空からの世界を見ることが出来なかったにも関わらず、ある人の発明で世界が変わりました。父親が航空自衛官であったことも関係しているのか、小さい頃から飛行機図鑑を買ってもらい、何度もめくっては目を輝かせていました。そして実際、ジャンボジェット機に初めて乗りまして、あの大きな機体の迫力と、離陸着陸時のわくわく感、そして大きな衝撃、きれいなスチュワーデス(現在CAと呼びます)が協力しながらお客さんに飲み物や食べ物(昔は国内線でも食事が配られていました)を配っている姿、などなどを目の当たりにしてますます好きになったことを今でも覚えています。テレビでは「GOOD LUCK!」が大好きで、何度も観ています。パイロットの方々の著作物も多数読みました。特に内田幹樹さんの作品が大好きです。内田さんの本を読むと、自分もパイロットの気分になれます。


今までに、伊丹、関空発を基本に、国内線では那覇、鹿児島、熊本、宮崎、大分、福岡、出雲、松山、高知、羽田、成田、仙台、新千歳線に乗りましたし、国際線では、上海、北京、ソウル、ケアンズ、ハノイ線に乗りました。今後も、乗っていない路線をできるだけ乗るつもりです。ちなみにそのおかげでANAの全ての機種に乗るという快挙(?)も達成しております。
 
飛行機は見るのも好きです。休みの日があれば、大阪国際空港(伊丹)や関西国際空港によく行きます。飛行機が飛ぶ姿や下りる姿も好きですが、プッシュバックやトーイングなど地上の仕事、飛行機を見送る方々の姿を見るのも好きです。また、昔の飛行機を見るために、成田や所沢の航空博物館に行くこともあります。操縦体験をするために、羽田空港の近くにある本格的なフライトシミュレーター(B737)にも行きました。たまたま、その場所にANAの副操縦士の方がいまして、お店のスタッフの方の勧めで、一緒に操縦体験をしました。何とも言えない緊張感が湧きましたが、YouTubeで何度も操縦の映像を見ていたせいか、何なくこなしている自分もいて、とても貴重な経験をした記憶があります。

さて、冒頭のI have これはどういうことかというと、私が操縦しますというパイロットが操縦する前に使う言葉です。そして、操縦桿を預ける人がYou have と言います。そもそも、なぜこんなことを言うのかというと、今誰の責任で飛行機を操縦しているのか、を明確にするからです。パイロットの世界では、飛行機を墜落させないために、誰が操縦桿を握っているのかを明らかにします。コントロールの責任を持つために、I have と言います。この言葉をいうことで、頭を切り替えるんです。(日常ではきっと朝の挨拶などで切り替わっているかな?)そして、コントロールを渡すときはYou have と言います。(帰る時や、寝るときの挨拶みたいなもんですね。)
 
飛行機に乗って、思うことは、この飛行機を飛ばすことにたくさんの人が関わっているということです。何人いると思いますか?操縦する人、CA、グランドスタッフくらいはすぐに思いつきますよね。でも実際は、予約を受ける人、チケットを発行する人、飛行機を整備する人、荷物を運ぶ人、燃料を入れる人、掃除をする人、飛行機を設計する人、エンジンを改修する人、これらの人数を含めると延べ何百人もの人が関わっています。
 
君たちは大人になるまでに何人の人と関わりますか。お父さん、お母さん、学校の先生、クラスメイト・・・あえて書きませんが、考えてみて下さい。たくさんの人と関わっていますね。私は飛行機にその魅力を感じています。飛行機は事故が起きないように、チーム全体で責任感をもって、1回1回のフライトを実現しています。
 
滝井高校に入学した生徒は責任をもって育てます。なんて言ってみても、そんなかっこいいもんではありませんが、それでも、責任を持って教職に励む、そんな気持ちで、私はこの文章を書いています。ということで、そろそろ次の方に、操縦桿を渡します。You have!