Dear my love, Columns
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Osaka International
Takii high school
2020.09.28

十五夜

 十五夜は、“中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)”とも呼ばれ、「秋の真ん中に出る月」という意味があります。では「秋の真ん中」とはいつでしょうか。かつて使われていた旧暦では、下記のように季節が決まっていました。
   春:1月~3月   夏:4月~6月  秋:7月~9月  冬:10月~12月
ということは、秋の真ん中は8月です。さらに8月の真ん中は15日ごろが中秋の名月です。現在の新暦は、旧暦と1~2カ月のずれがあるため、「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。今年2020年の十五夜は10月1日です。
 
 日本では昔から月を神聖視していたようです。十五夜の月見が盛んになったのは、平安時代からです。中国から伝わり、貴族の間で盛んになりました。月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流な催しだったようです。庶民も広く十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代からです。ただ月を眺めるだけでなく、収穫祭の意味合いが大きかったようです。十五夜のころは、稲が育ち、まもなく収穫が始まる時期。無事に収穫できる喜びを分ちあい、感謝する日でもあります。
 
平安時代から続く「お月見」の行事。
十五夜は、1年で最も月が美しく見える特別な一日です。10月1日の大阪は快晴の予定です。
ススキ、月見団子、里芋や栗などの農作物を供え、心豊かで楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
 

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