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合同朝礼(2/3)

2020.02.03

皆さん、おはようございます。早いもので、全学年がそろった状態で合同朝礼を行うのは今日が最後の機会になりました。いつもしっかり話を聞いてくれるので私も非常に話がしやすいです。
今日2月3日は節分で、明日2月4日は立春です。暦の上ではもう春になります。今年の冬は例年になく暖冬でした。先日は最高気温が19.1℃まで上昇し、1月の最高気温としては104年ぶりに記録を更新しました。この暖冬の影響はいろいろなところで出ています。スキー場では雪不足で営業ができなくて困っていますし、農家では野菜が育ちすぎて価格が下落した上に、鍋物の具材が売れない、コートやマフラーなど冬物の衣料品や暖房器具の売れ行きが伸び悩むなどの影響が出ています。
また、皆さんもご存じのように、新型コロナウィルスの感染者がどんどん増えています。国内の観光地では訪問客が激減し、ホテルやお土産屋さんが大変困っています。一方で、薬局ではマスクや消毒液が飛ぶように売れて品薄状態とのことです。今後の流行の具合によっては、10年前の新型インフルエンザの時のように、学校が休校になったり、いろいろな行事を変更したりする必要が出てくるかもしれません。とにかく今は、手洗いやうがいをしっかりして、人ごみのところはできる限り避けて、やむを得ず人ごみのところに出入りする場合はマスクを着用するなど予防に心がけてください。
先週末、私は、バレーボール部の新人大会の決勝と吹奏楽部の定期演奏会「ニューサウンドコンサート」を見てきました。バレー部の試合はまたしても金蘭会に敗れはしましたが、フルセットで最後まで粘りを見せた試合でした。次のインターハイでは大阪で優勝して全国へ行ってほしいと思います。吹奏楽部のコンサートは、3年生にとっては最後の演奏会とあって、演奏のレベルだけでなく企画も素晴らしく、大勢の観客の皆さんを楽しませてくれましたし、フィナーレは90周年で演奏したソーラン節とテーマソングになっているサンバベアミーで会場を盛り上げてくれました。本当にありがとうございました。

さて、卒業式まであと3週間足らずとなりました。3年生の皆さんの中には、高校3年間の中で、色々と悩んだり、困難にぶつかってくじけそうになったりしたことがあったかと思います。しかし、これから社会に出ると人間関係も複雑になり、様々な価値観を持った人と付き合う機会が増え、もっと大きな壁にぶつかることがあると思います。そのときに、いかにしてそれを乗り越えるかが充実した人生を送る上でとても重要なことです。人は生きている限り、色々なことで悩み、そして様々なストレスを感じます。物事がうまくいかず、心がくじけてしまうのは誰にでもありがちなことで、ごく普通のことなのです。ただ、自分なりにそのストレスを解消し悩みを克服できる人は大丈夫なのですが、今まで何の苦労もなく、失敗もなく過ごしてきた人ほど、これからの人生で大きな壁にぶつかったときに、悩みを一人で抱え込んだり、心が折れそうになるほど深刻な状態になったりすることがよくあります。
次のような詩があります。
つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました
 
あやまちや失敗をくり返したおかげで
 少しずつだが 
 人のやることを 暖かい眼で
 見られるようになりました
 
 何回も追い詰められたおかげで
 人間としての 自分の弱さと だらしなさを
 いやというほど知りました
 
 だまされたり 裏切られたり したおかげで
 馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました 
 そして・・・
 
 身近な人の死に逢うたびに
 人のいのちのはかなさと
 いま ここに
 生きていることの尊さを
 骨身にしみて味わいました
 
人のいのちの尊さを
 骨身にしみて 味わったおかげで
 人のいのちを ほんとうに大切にする
 ほんものの人間に裸で逢うことができました
 
 一人のほんものの人間に
 めぐり逢えたおかげで
 それが縁となり
 次々に 沢山のよい人たちに
 めぐり逢うことができました
 
 だから わたしのまわりにいる人たちは
 みんな よい人たちばかりなのです
 
いかがでしたでしょうか。この詩は、書家であり詩人でもある相田みつをさんが書かれたものです。
これからの人生は、どんな人とめぐり逢えるかによって決まるといってもけっして過言ではありません。私自身、学生時代、そして社会人となってからもいろんな素晴らしい人とめぐり逢いました。その人たちからいろんなことを学びました。そして困ったときには互いに励ましあい助け合いました。ですから今の自分があるのはそのおかげだと思っています。
皆さんも、この滝井高校で出逢った仲間、先輩、後輩、そして先生方との出逢いを大切にしてほしいと思います。
相田みつをさんは、「にんげんだもの」というベストセラーの文庫本をはじめ数々の詩集を出版されています。先日たまたま書店でこのようなカレンダーを見つけました。「ハローキティの人間だもの」という日めくりのカレンダーです。「毎朝めくると心が和み楽しくなる!」という宣伝文句につられて買ってしまいました。その中で私の好きな言葉がたくさんあります。
「しあわせはいつも自分の心がきめる」
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」
「あなたのこころがきれいだから なんでもきれいにみえるんだなあ」 など
短い言葉なのですが、とても奥深い意味を込めた言葉です。
このカレンダーには、このような31の言葉とその内容を体現するキティちゃんの絵が描かれており、それを見ていると「かわいい」と感じると同時に何となくほっとします。

まだまだ寒い日が続きます。これから1,2年生はマラソン大会、3年生は許状授与式と卒業式という大きな行事が控えています。インフルエンザと新型コロナウイルスの予防をしっかりして万全の体調で本番を迎えられるようにしましょう。