滝井通信

令和4年度芸術鑑賞(劇団四季「オペラ座の怪人」)

2022.11.30

観る人すべてを魅了すると言われているミュージカル「オペラ座の怪人」。実際観ると、迫力満点でした。まず舞台セットがすごい。暗闇の中で客席上方の綺麗な装飾のついたアーチ、巨大なシャンデリアに思わず目を奪われました。途中のシーンで、怪人とクリスティーヌが小舟で水上を、数多くのろうそくが灯る中移動するシーンがあるのですが、なんとその小舟が近づくにつれてろうそくが沈んでいくのです。舞台上でこんなことできるんだと思ったシーンでした。工夫の凝らされた数多くの装置もある中、それらをものすごい短い時間で幕を閉めずに、暗闇のままで場面転換するのもすごいことだと思いました。あとは何と言っても、音楽です。パイプオルガンを使用した音楽が有名で、一度聞くといつまでたっても頭から離れません。もともとテレビCMでも有名になりましたが、実際聞くと、なかなかのインパクトですね。そして、舞台がオペラなので、オペラを歌うシーンも多くあるのですが、シャニュイ子爵や女優カルロッタなど出演者の方々の歌が一人ひとり個性を出すように歌っており、すごかったです。私的にはクリスティーヌの綺麗な歌声が心に響きました。踊りもありました。踊り子役がバレエを練習するシーンがあり、何人かが揃って踊るのですが、ぴたっとみな同じ動きをしており、本当にプロのバレリーナが目の前にいるのではないかと思ったほどでした。ストーリーも言いたいのですが、これはさすがにネタバレになるので、詳細は控えます。とにかくハラハラドキドキするシーンの連続で、あっという間に作品に引き込まれていきます。最後のシーンは感動の名場面でした。本校にとっては久しぶりの劇団四季でしたが、さすがという感じでした。

劇団四季様より。撮影:阿部章仁 DESIGNED BY MARIA BJÖRNSON
劇団四季様より。撮影:阿部章仁 DESIGNED BY MARIA BJÖRNSON
劇団四季様より。撮影:阿部章仁 DESIGNED BY MARIA BJÖRNSON
劇団四季様より。撮影:阿部章仁 DESIGNED BY MARIA BJÖRNSON