アートマイル国際協同学習プログラム　壁画完成！！

昨年度から、取り組んできた「アートマイル国際協同学習プログラム」の壁画が完成しました。このプログラムは、海外のパートナー校とインターネットを使って「教育」「平等」「環境」など世界共通のテーマについて対話的・協働的に学び合い、世界に訴えるメッセージを込めて一枚の壁画(1.5m×3.6m)を半分ずつ描いて共同制作する国際協働学習です。私たちのパートナー校はベルギーのGO!Atheneum Keerbergenという学校でした。

2021年度のアートマイルプロジェクトのテーマは「SDGｓ」です。SDGsについて学んだ後、それぞれの学校で取り組みたいSDGsの目標について話し合い、相手校と意見を交わしながら、壁画のタイトルを決定しました。そのタイトルは『SDGsのない輝く世界』です。互いの国が抱える問題を提起しながら、「すべての人が互いの個性を認め合い生きやすく自分らしさを出せる機会を持つ社会にしよう。」というメッセージを込めて、壁画を制作することになりました。そのメッセージをイメージ化し、お互いのアイデアを取り入れながら壁画の下書きを書き、まずは滝井高校で半分を完成させ、それをベルギーに送り、残りの半分を完成させました。

その壁画が先日滝井高校に戻ってきて、本日生徒への初お披露目となりました。生徒たちは、ベルギーの生徒たちの芸術性の高さに感動しながら、感慨深い思いでその絵を見ていました。その壁画に込められたメッセージを絵をみながら説明してくれた生徒もいました。
このプロジェクトを通して、ベルギーのことを知ることができ、世界が抱える問題に対して、国境を越えて共に考え、学び合い、ひとつのものを完成する喜びを味わうことができました。参加した生徒はこの経験を通して、ひとまわり成長したことだと思います。壁画は中央館の掲示板に6月10日まで飾っていますので、是非見に来てください！