滝井の人

熊谷 悠

2022.05.12

みなさん、こんにちは。熊谷です。
 
トレーニングとラーメンと猫をこよなく愛する国語科教員です。
 大の猫好きなのですが、家が賃貸なのでペットを飼うことができません。
さて、皆さんには高校生活を通して、次のことを学んでほしいと考えています。

 〇ルールを守るということ
 学校には校則というルールがあります。朝、時間通りに学校に来なければならないというルールや、授業に出席しなければならないというルール。これら基本的なものから携帯電話の扱いに関するルールもありますね。
 なぜ、そのようなルールを守らなければならないのでしょうか?皆さんの中には校則がただの面倒な縛り付けだと考えている人もいるのではないでしょうか?なぜ、納得できないルールを守らなければならないの?と考えている人もいるかもしれません。しかし、実は、社会ではそのような面倒だと思ってしまうようなルールがたくさんあるのです。
雨の日に傘を差しながら自転車に乗るというのは『道路交通法』というルールに違反しています。買い物をしたとき、お釣りが多いと気づいても何も言わないでいると『刑法』というルールに違反してしまいます。これらのルール違反には厳しい罰が課されることになります。
皆さんがこの日本で生活している以上、日本のルールに従っています。これは当たり前ですね。それ故に「面倒だな…」という気持ちでルール違反をしてしまわないよう、訓練をする必要があります。
皆さんが立派な社会人となるために、ルールを守るということの大切さを考えてみてください。
 
 〇やらなければならないこと
 皆さんは高校でやりたいことはありますか?部活動や学校行事、仲の良い友人との思い出作りは少し疲れたとしても楽しく積極的に取り組むことができますよね。しかし、高校では、そのような「やりたいこと」だけでなく勉強や掃除といった「やらなければならないこと」もたくさんあります。この「やらなければならないこと」は積極的になれないこともありますね。
 しかし、皆さんが社会に出たとき、なりたかった職業の大半の仕事は「やらなければならないこと」です。「やりたいこと」をするためにその何倍もの「やらなければならないこと」に取り組むのが社会人です。私も皆さんとの学校生活という「やりたいこと」のために教材準備や書類整理、会議への出席といった「やらなければならないこと」に一生懸命取り組んでいます。
 皆さんが目指している職業につくことができて、夢を抱いて社会に出たとき、「やらなければならないこと」にも取り組めるよう、高校生の今からその訓練をしていきましょう。

皆さんが将来、キラキラ輝く立派な社会人になれるよう、先生は時に厳しく、いつも優しく皆さんの頑張る姿を応援しています。