滝井の人

野間賢治

2021.09.27

 なさん、お元気ですか。国語科の野間です。今回はコロナ禍で戦うみなさんに私なりにメッセージを送りたいと思います。
 
本来であれば、今頃は文化祭を終え、体育大会の準備で盛り上がっている頃です。
コロナ禍により様々に我慢を強いられ、それでもくじけず日々の生活を一生懸命頑張っているみなさんは本当に偉い!
 

 人生には思うようにいかないことがあります。

 
先日読んだ記事に、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長の言葉とエピソードが載っていたので紹介します。
 
「壁にぶつかったことが、ぼくに新しい道を開いてくれた」
 
整形外科の研修医だった頃、山中さんは不器用で、他の人が20分で終わる手術を2時間もかかってしまうので、指導医から「ほんまジャマや。ジャマナカや」と言われたそうです。
努力しても上達せず、自信を失うばかり。仕方なく研究者の道に方向転換すると、これが功を奏したのでした。
ある時、新しい遺伝子を発見し、その驚きと感動で胸がいっぱいになり
「ぼくにも苦しむ患者さんの役に立てる可能性がある」と研究に没頭するように。そして、山中さんはやがてノーベル賞受賞につながるiPS細胞の開発を手掛けるまでになるのでした。(「PHP」7月増刊号)



今コロナ禍というだけでなく、みなさんは思春期真っ盛りで、友人関係、勉強・進路のこと、家庭のこと、様々なことに、悩み行き詰まっているかもしれません。
 
でもすべてに意味がある。
 
何かで傷つけられた人は、きっと人の心の痛みがわかる人、弱っている人に寄り添える人になれるでしょう。
努力したけれど思うようにいかなかったという経験は、自分を強くすると思います。また、努力したことは何かにつながっているはずです。
 
何があっても、誠実に一生懸命生きていると、助けてくれる人も現れるし、後でこれでよかったのだと思えるようになる というのが私が57年生きてきて思うところです。

最後に
辛いことも多い時代だから 
「感動するもの」「美しいもの」「かわいいもの」「おいしいもの」を求めて
大いに心を喜ばせましょう。

 
本や漫画やアニメに映画、音楽や芸術作品など 人が作り出した英知がこの世にはあふれています。
私はディズニー映画や音楽が大好きです。漫画では「鬼滅の刃」「呪術廻戦」なども。
「鬼滅の刃」は10月10日より新展開!アニメ版の 無限列車編の後、遊郭編が始まりますね。
「呪術廻戦」は12月24日より映画『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されます。
楽しみです。
これらについて語りだすと、長くなってしまうのでこれぐらいにしておきます。
 

感動するもの
感動するもの
かわいいもの
かわいいもの
おいしいもの
おいしいもの