滝井の人

濱嵜 孝明

2021.05.11

みなさん、こんにちは。

国語科の濱嵜孝明です。私は第2学年団に所属しています。今回は私の自己紹介と職業選択のきっかけとなったことをお話しします。

教員になることは小学校の高学年くらいから考えていました。きっかけは習い事の空手道です。

小学生の時から道場に通い、大学時代まで続けました。小学校の高学年から高校生になると、道場の小学生に空手を教えることもありました。教えるという経験は「人が成長する瞬間はとても素晴らしい」ということに気づかされました。

そして、「将来は人が成長する機会に携わりたい」と志し、その経験や考えが私の職業観の根幹となっています。

国語という教科を選んだのは大学進学の際です。ひょんなことから学生時代から苦手であった国語を専攻しました。
ふとテレビ番組を見ていたら流れていた英語の曲。歌詞の意味も分からなかったのに、なぜか心に響いたのを今でも思い出すことができます。それはBILLY JOELの「HONESTY」という曲です。翌日すぐにCDを買いに行きました。何度も聴いていくうちに歌詞の意味や背景を深く知ろうと、付属の日本語訳を読みました。

「歌詞を日本語に訳す際に、歌手の心情やニュアンスを表現するためにいろいろな言い回しがあり、美しい」と感動し、日本語について深く知ろうと専攻を決めました。その時ふと決めたことが今日まで続いているのです。


これらの経験より2つのことが教訓として得られました。それは、「現在、自分が楽しんで情熱を傾けていることが将来につながる」、「身近な、意外なところから自分の人生を決めるきっかけがある」ということです。

そして、自分の感性を大切にしてほしいと思います。「これをやりたい」や「こんなのおもしろそう」といった自分の興味関心に素直になること。そのようなアンテナを張ることで自分の将来の道が拓けるかもしれません。