滝井通信

失敗のススメ

2020.07.15

 7月も月半ば。最近は雨の日が多く、梅雨らしいと言えば梅雨らしいのですが、そろそろ夏の陽射しも待ち遠しいですね。もう少しで期末考査ウィークにも突入です。例年とは色々と違う今年の一学期ですが、何事もしっかりと締めくくりたいですね。
 今日は今月二回目の合同朝礼(放送朝礼)でした。以下、校長先生のお話しです。
 

 
 みなさん、おはようございます。校長の松下です。今日は、私がみなさんに心掛けてほしいとお話ししている三つの項目のうち、前回に引き続き「まずはやってみよう!」の精神で色々なことにチャレンジしよう、ということについて、二回目のお話をしたいと思います。前回は、行動をしよう、ということと、行動を起こせば、思いがけないこと、色々なことに出会える、ということをお話ししました。

 しかし、世の中いつもうまくいくとは限りませんよね。失敗することもあります。でも私はみなさんに失敗しても構わない、むしろどんどん失敗しよう、と言いたいです。失敗の経験はのちのち思わぬ力になります。多くの人が失敗を嫌うのは、失敗の本質をよく理解していないからだと思います。失敗とは何なのか。失敗は「やり方の間違いを告げるメッセージ」です。「だから失敗したんだ」と気づくことは役に立つことです。かの発明王エジソンはこう言っています。「失敗してよかった。二度と同じやり方をしないで済むのだから」と。行動している限り、可能性がなくなることはありません。19世紀のアメリカの外交官だったフェルブスという人はこう言っています。「失敗しない者は、ついに何事もなしえない」と。

 人は失敗することを、恥ずかしいことだと思いがちです。でも、恥をかくのは、実力以上のものに挑戦した時です。実力以上のものに挑戦しなければ、絶対恥はかかないですみます。今まで「あの時は恥ずかしかった」という経験がない人は、チャレンジをしていないということです。チャレンジするのに恥ずかしいことなんてありません。みなさんもチャレンジをして、どんどん恥をかいてください。人間は恥をかくとき、「自分は何でこんなことも知らないんだろう」と認識するようになります。そして、知らないから覚えたいと思うようになるのです。

 みなさんはとても若いです。色々なことにどんどんチャレンジして、失敗もする。それも若さの特権です。同じところに立ち止まっていてはつまりません。これからも、「まずはやってみよう!」の精神でいきましょう。私の話は以上です。どうもありがとうございました。