まずはやってみよう!
今日から7月です。学校が再開して丸1か月が過ぎました。学校生活のペースもつかめてきた中、生徒のみんなも活き活きとした毎日を送っています。いよいよ夏本番。さらに元気よく頑張っていきましょう!
今日は月初の合同朝礼(放送朝礼)がありました。以下、校長先生のお話しです。
みなさん、おはようございます。校長の松下です。今日は、前回に引き続き、私がみなさんに心がけてほしいと思っている三つの項目のうち、「まずはやってみよう!」とのチャレンジ精神を持とう、ということについてお話ししたいと思います。
人は行動する前に何らかの予測をするものです。ところが、人間の考えることは7割から8割が否定的なものだと言われており、何かを始める前の予想はマイナスになりがちです。つまり、「これ、どうしようかな。やめとこうかな。」「どうせ、うまくいかないだろうな。」「失敗したら、いやだしな。」とかです。でも、実際に行動を起こすと、ときに予測を超えた結果をもたらすことがあります。やってみたら、思いのほかうまくいったとか、自分が想像していたものとは違う結果が導けたというようなケースです。みなさんも経験したことがありませんか?行動することの良さは、思いがけないことに出会えることです。行動しないと何も起こりません。世の中、すべての結果は自らの行動による必然と言ってもいいかもしれません。
さて、みなさんの周りに、なぜかいつもラッキーな人、次々とチャンスをつかんでいく人はいませんか?自分はそうした人たちと比べるといつもついていないと、そうした人をうらやましく思っている人もみなさんの中にはいるかもしれません。では、はたしてそういう人は、単に運が強いというだけで幸運を偶然につかんでいるのでしょうか?
思いがけないものを発見する能力のことを「セレンディピティ」と言います。“偶然出会う幸運”はたまたま巡り会うものではありません。「セレンディピティ」の高い人が必然的につかんでいるのです。「セレンディピティ」は決して特定の人に備わった特別な能力ではありません。「セレンディピティ」を高めるために必要なこと、それは『行動』することです。何事にも好奇心旺盛に、自分の知らない世界に触れ、知識と経験を積み重ねなければなりません。そして、偶然の出来事からアイデアを得て、それを最大限活用することができれば、偶然は偶然でなくなります。自分の中に閉じこもっていては、偶然の幸運には出会えないのです。
みなさん、これはと思ったことはどんどんやってみましょう。そうして行動をすること、チャレンジしていくことで、新しい自分になれます。みなさんにとって、より大切なものを色々と引き寄せられるはずです。これからも、「まずはやってみよう!」の精神でいきましょう。
私の話は以上です。どうもありがとうございました。


学校の花壇に「ド根性ひまわり」が植わっています。みなさん、気付いていましたか?
このひまわりは、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市でがれきの中に咲いたひまわり、「ド根性ひまわり」の子孫です。
もう少しすると、たくましい花を咲かせ、みなさんを元気付けてくれるはずです。楽しみですね。

