滝井の人
国際科

小林 寛美

2020.05.18

皆さん、こんにちは!英語科の小林寛美です。
昨年度に引き続き、今年度も3年生を受け持つことになりました。
1組(国際科)の担任です。よろしくお願いします。


さて、今日は私の宝物を皆さんにお見せしたいと思います。私の宝物は、高校生の時に参加したロータリークラブの青少年交換プログラムのオフィシャルジャケットです。このジャケットには1年間のプログラムで出会った世界中の交換学生と交換したピンバッジが付いています。

私はこのプログラムで高校生の時、1年間ドイツに行っていました。「何で、ドイツ?」とよく言われます。そうですよね、英語圏じゃないし、ドイツはドイツ語です。私が行ったこのプログラムは留学とは少し違って、言語を学ぶ、その国の文化に親しむなど、その国での生活を通して、国と国との懸け橋になり、そしてそれがやがて世界平和に繋がることを目的としています。したがって、どこの国に行くのかは必ずしも選ぶことができないのです。私もできることなら英語圏に行きたかったのですが、でも行かないという選択肢は私の中にはなかったので、割り当てられたドイツに行くことを決めました。ドイツ語なんて「バウムクーヘン」くらいしか知らないし・・・(ドイツ語でバウムは木、クーヘンはケーキの意味です。)英会話が得意なわけでもなかった15歳の私は不安だけを抱えてドイツへ出発しました。

みんなといっぱいピンバッジを交換して、いっぱい外国人の友達を作りたい!と意気込んで大量のピンバッジを持って行った私も最初はなかなか輪の中に入れず、たくさん泣きました。でも、勇気を振り絞って自分から声をかけ続けていくうちに、友達も増え、ピンバッジ交換しよ!と言えるようになりました。そして、帰国する時にはこんなにたくさんのピンバッジを付けたジャケットを持って帰ってくることができました。

私にとってこの1つ1つのピンバッジは、大切な思い出であり、頑張った証であり、今でも私を支えてくれるものとなっています。

お世話になったホストファミリー
お世話になったホストファミリー

皆さんには何か自分を支えてくれるものはありますか?それは目に見えないものでもいいと思います。自分が頑張った、努力した経験は必ず将来どこかであなたを支えてくれるものになると私は思っています。頑張った結果がすぐに返ってこないこともたくさんありますよね、その時は気長に待ってみましょう!やめてはいけません。

皆さんが滝井高校で様々な経験をして、将来の自分を支えてくれるものを見つけられるように、微力ながらサポートしていきたいと思います。
学校が再開して、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!!

交換学生とのヨーロッパツアー
交換学生とのヨーロッパツアー
集合写真ではみんな自分の国の旗を広げます
集合写真ではみんな自分の国の旗を広げます