滝井の人
普通科:看護進学コース

廣瀬 祐司

2020.05.13

看護進学コースの1年B組担任の廣瀬 祐司(ひろせ ゆうじ)です。担当教科は理科で生物が専門です。大学院では、海に潜って海洋生態学を専攻してました(潜水士です)。昨年は、同じ看護進学コースの3年B組の担任をしていました。2月21日の卒業式に、個性豊かな生徒たち全員が希望の進路に向けて巣立ってゆきました。その後しばらくの間は寂しい想いをしていましたが、4月6日に1年B組の生徒たちと出会えて、いまはまた幸せな気分です。
 

滝井高校に来る前は大阪府教育センターに勤務していました。日本学術振興会の科学研究費助成事業に応募して、博物館と連携した授業が高校生にどのような影響を与えるのかについて研究したり、京都大学と共同でSSH(スーパーサイエンスハイスクール)で実施している課題研究を評価するルーブリックの開発もやってきました。成果は国内・国外の学会で発表してきました。写真はマレーシアで開催された AABEAsian Association of Biological Education)での発表風景と、休日に訪れたイスラミックアートミュージアム(逆さのドーム)です。

大阪府教育センター勤務前には、大阪府立高校に勤めながら、学外で様々なボランティア活動をやってきました。なかでも「天神崎の自然を大切にする会」が主催する「自然観察教室」でのガイドはいまも続けてます。天神崎は温泉で有名な白浜より少し大阪よりにあります。20年前に大阪から生徒を連れて行って臨海実習をしたことが縁で、いまにいたっています。「自然観察教室」は例年6月上旬に開催するのですが、多くの人々が府県を越えて集まる行事なので、本年度は中止となりました・・・・残念です。幼稚園児から高校生、そして保護者の皆さんを前にして参加者が採集した生物を解説するのはとても楽しいです。教室では学べないことを、参加した皆さんが「からだ」で学んでいくのを感じます。そして参加した皆さんがこの海に心をかけてくださるように願ってきました。

生徒の皆さん、出会って・感動して・元気になる、そんな時間を滝井高校で過ごしましょう。この疫病の蔓延をなんとかしのいで、学校で普通に会える日々が来ることを心待ちにしています。

生物多様性センターで実習を楽しむ滝井高校の生徒たち
生物多様性センターで実習を楽しむ滝井高校の生徒たち
私の好きな沖縄の海
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