滝井の人

堺谷 由希

2020.05.07

  みなさんこんにちは。3年生担当、外国語科の堺谷です。臨時休校が続いていますがみなさんお元気ですか?長引く外出自粛で気が滅入りそうなので、気分転換に映画のお話を。
私は授業の中で、1年に1~2本程度映画を見ています。昨年度は教科書でファッションデザイナーであるココ・シャネルの生涯について学んだので、本文を学習した後に、彼女の若き日を描いた『ココアヴァンシャネル』を見ました。普段から自分が見た映画の中で生徒に見せたい映画をメモするようにしています。今年度も、この映画はみんなと一緒に見たいなというものがあったのですが、この状況では授業が再開されてもなかなか映画を見る時間を取ることは難しそうなので、ここで紹介しておきます。

  1つ目のお薦め映画は、『ワンダー 君は太陽』です。外見からわかる先天性の障がいがある10歳の少年が、困難に立ち向かう姿を描いています。主人公はこの少年ですが、この少年を中心に高校生の姉が抱える悩みや親としての思いなど、それぞれがもがきながら生きている姿が描かれています。みんなもこの映画に出てくる姉が抱える悩みに共感できる部分がたくさんあると思います。私はお母さんの立場で見て号泣しました。でも、決して可哀そうな映画ではなく、温かいきもちになる映画です。
 2つ目は、『グリーンブック』です。タイトルの“グリーンブック”とは1950年代から1960年代、人種差別の激しかった南部に旅をする黒人のために作られた施設利用ガイドのことです。黒人天才ピアニストの男性の演奏旅行にイタリア移民の白人男性が同行することになります。最初は嫌悪感を抱いていた白人男性ですが、この旅を通して徐々にお互いに理解を深め、お互いを認め合っていくようになります。黒人差別のテーマの映画は胸が痛むようなものが多いですが、この映画はコメディタッチな部分もあり、見終わったときにはとても幸せな気持ちになるはずです

 

 機会があれば見てくださいね。そして見た人は、ぜひ感想を教えてください。私は第2職員室にいますので、いつでも覗いてください。それでは、一日も早く学校が再開されることを願って…。See you soon.