滝井の人

瓜生恭宏です!

2020.05.01

こんにちは。瓜生 恭宏(ウリウ ヤスヒロ)です。
1年生の皆さんとは、まだお会いしていませんのでちょっと自己紹介。
私は、音楽の先生で吹奏楽部の顧問で、総務部という部署で仕事をしています。好きな食べ物は、チョコ棒とパイナップル。好きなことは、なぞなぞと音楽とキャンプ、ドライブです。
さて、休校期間ということで外出自粛の日が続いています。きっとテレビを見る時間が増えていると思います。テレビを見ていてAC(公共広告機構)のコマーシャルが多いなぁと思いませんか。私はそのACのCMでさだまさしさんが歌う「にゃんぱく宣言」を使った日本動物愛護協会がお気に入りです。こんな歌が流れてます。(下の画像が歌詞です)

実はこの歌には元歌があります。1979年に発表され、レコード(当時はCDすらなかった時代です)169万枚の販売を記録し、映画化までされた「関白宣言」という曲です。ちなみにこんな歌詞です。
 
「お前を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ 俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない めしは上手く作れ いつもきれいでいろ 出来る範囲で かまわないから~」
 
こんな歌詞だったから、男尊女卑(だんそんじょひ)、女性蔑視(じょせいべっし)という批判もありました。ただ、大ヒットを牽引したのは女性の方々でした。最後までじっくりと歌詞を聴きこめば、家族への愛に溢れた曲と気づいたからだと思います。5分以上の長い曲ですが、次の歌詞で終わります。
 
「子どもが育って年を取ったら 俺より先に死んではいけない 例えばわずか一日でもいい 俺より早く逝ってはいけない 何もいらない 俺の手を握り 涙のしずく ふたつ以上こぼせ お前のお陰で いい人生だったと 俺が言うから 必ず言うから」
 
そして、この曲から15年後にアンサーソングとして「関白失脚」が発表されます。「関白宣言」で結婚した男の悲哀を歌った曲ですがこんな歌詞で始まります。
 
「おまえを嫁にもらったけれど 言うに言えないことだらけ かなり淋しい話になるが 俺の本音も聞いとくれ 俺より先に寝てもいいから 夕飯ぐらい残しておいて いつもポチと二人 昨日のカレーチンして食べる それじゃあんまり わびしいのよ」
 
最初は自分の悲哀を歌っていますが、だんだんと嫁に対する愚痴になります。こんな感じです。
 
「父さんみたいに なっちゃ駄目よと お前こっそり 子どもに言うが 知ってるぞ! 飯を食らっちゃ寝 起きてワイドショー見ちゃ寝 井戸端会議しちゃ寝 よく夜寝られるなぁ ムダなダイエット ムダな体重計 本気でヤセたきゃ あんなに食べなきゃいいのに それからあれだぞ テレフォンショッピング 買い物ぐらい体動かせ!」
 
いろいろ愚痴っても嫁や家族への深い思いが最後に溢れてきます。
 
「君たちの幸せのためなら 死んでもいいと 誓ったんだ それでけは 疑ってくれるな 心は本当なんだよ ~ 俺が死んだ後 いつの日か 何かちょっと困ったときにでも そっと思いでしてくれたなら きっと俺はとても幸せだよ がんばれ がんばれ がんばれ みんな・・・・・」

歌を楽しみながら、「家族に対する感謝や愛、敬意」を再確認して欲しいと思います。そしてその思いを周りの人にも向けてみましょう。コロナウイルスと必死に戦っている仲間がいます。実は学校へ行けない状況を必死に耐え、外出自粛している皆さんも戦っている仲間です。「関白失脚」の最後は、“がんばれ、みんな”を繰り返していますが、どんな状況になっても、家族や仲間、そして気がつかないところでがんばっている人たちに“がんばれ!”との思いを持てることは素敵なことと思います。お互いに心から敬意を払いながら、この状況を乗り越えるために頑張りを続けましょう!
追伸・・・今回は、音楽の先生らしく歌を題材に書いてみました。次回投稿するときは、大好きな「なぞなぞ」を取り上げたいと思います。