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滝井通信

平成30年度 終業式 校長挨拶(3/22)

2019.03.22

みなさん、おはようございます。平成30年度も今日で終わり、明日からは春休みに入り、4月からはそれぞれ2年、3年へと進級します。学年末考査が終わってから皆さんはどのように過ごしていましたか。クラブ活動に参加していた人、講習を受けた人、補習や追試を受けていた人、薬局へ実習に行った人など様々な過ごした方をしていたと思います。

そして今、オーストラリアで語学研修に参加したり、ベトナムの病院でボランティアをしている人もいます。また、フェンシング部は今日から愛媛県松山市で行われる全国選抜大会に出場のため、もうすでに昨日から現地に滞在しています。私もこの集会のあとすぐに飛行機で現地へ応援に向かいます。来週になると、バレー部は岡山県へ、吹奏楽部は滋賀県へそれぞれ合宿に行きます。
授業のないときだからこそ、このような色々な活動や体験ができるのだと思います。このような活動に参加した人は、普段の授業だけでは得られない貴重な力を身に付けることができます。新学期まであと2週間あります。この春休みは、新しい学年に向けての準備期間です。学習、クラブ活動、進路のことなど、計画的に時間を過ごして有意義な春休みにしてほしいと思います。

さて、皆さんはこの一年を振り返ってどうでしたか。充実した高校生活を送れたでしょうか。今一度、本校に入学したときのことを思い出してみてください。高校では、「勉強を頑張りたい」とか「クラブを頑張りたい」とか「無遅刻無欠席で皆勤をめざそう」など色々と目標をもって入学した人が多いのではないかと思います。しかし、今はどうでしょうか。何か目標を見失っていませんか。毎日何時間もスマホ付けになり、ただ漠然と過ごしているだけという人も多いのではないでしょうか。

昨日、大和田幼稚園の卒園式に臨席しました。6歳の卒園児がそれぞれ自分の夢をしっかりしゃべっていました。「看護師になって病気で困っている人をなおしたい」とか「ケーキ屋さんになっておいしいケーキを作りたい」とか、「警察官になって泥棒をたくさん捕まえたい」とか。すごいですよね。感心しました。

きっと皆さんも10年前はそんな夢を持っていたのではないでしょうか。この10年間に何が変わったのでしょうか。小学校や中学校で色々なことを勉強したり体験したりして知識も豊富になり、高校3年間というのは、まさに皆さんの夢を実現するために一番大切な時期のはずです。自分の夢や目標を実現するために、今何をすべきなのか、もう一度よく考えてみましょう。

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高校で学習する内容は、将来の人生を豊かにするものです。単に受験に必要だからとかではなく、様々な分野のことを学ぶことで、教養が豊かになり、興味・関心の幅が広くなり、人と話をするときの話題も広がります。そしてコミュニケーション力が身に付きます。「勉強がきらいだ」という人は、「内容が理解できないから面白くない」という人と、「何のために勉強するかがわからない」からという人がいます。頑張って問題が解けたときや、例えば看護師になるために必要な知識だからという目的が明確であれば、やる気が起こるものです。

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 大切なのは、最後まであきらめるな、Never give up!の精神です。自分はダメだと思ってしまえば、それ以上頑張れません。可能性があると思って努力すればチャンスはあります。苦しいことがあってもそれを乗り越えられるのは、はっきりとした目標があり、それをめざして最後まであきらめないという強い精神力です。

 マラソンに例えると、42.195kmを走るというのは大変です。でも選手を支えているのは、オリンピックに出場するとか、自分の記録を更新するとか、完走するとか

それぞれの目標があるからです。そして、ゴールが明確だからです。

 もし選手に走る距離も時間も示さず、「とにかく走れ、がんばれ」と励ましても、ゴールが見えない、何のために走るのか目的がなければ、苦しくてとても最後まで走り続けることはできません。

 

 人生でも全く同じことです。夢や目標があれば、それに向かって努力出来るし、結果が出れば達成感を味わえ、仮に結果が出なくても悔しさを感じてまた頑張ろうというパワーが生まれるはずです。夢や目標のない人はまず早くそれを見つけましょう。そうすれば、今自分は何をすべきかが見えてきますし、毎日の生活の中での時間の使い方も変わってくるでしょうし、学習する意欲も湧いてきます。

 いよいよ4月から新入生が後輩として入学してきます。ぜひ先輩である君たちが模範となるよう、「時を守り、場を清め、礼を正す」という精神を実践してください。「凛として美しい滝井」というイメージを皆さんの手で後輩に伝えてほしいと思います。4月8日の始業式では元気な姿で会えることを楽しみにしています。