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滝井通信

眼科医・服部匡志先生「ココロの学校」講演会

2019.05.31

各分野の第一線で活躍されている方々から話をうかがい、心の成長を図る「ココロの学校」という講演会が5月31日(金)大阪国際大和田高校・大阪国際滝井高校の生徒を対象に実施されました。

 

そして、今回は本校生が「ベトナム医療ボランティア」でお世話になっている眼科医・服部匡志先生の講演。服部先生は「演台で話すのは苦手」とおっしゃり、舞台の上だけではなく生徒たちのところまで歩み寄り、お話くださいました。

 

 

 

一方的に話をされるだけではなく、途中紹介ビデオ見せていただいた後に、生徒からの質問にも真摯に応えてくださいました。

 

 

 

今回の講演は、非常に多岐にわたったお話となりました。そのため、ここでは、やや箇条書き的に先生のお話を紹介させていただきます。

 

高校時代は文系志望だったところ、2年生の時にガンでお父さんを亡くされたことから医学の道を目指すようになったそうです。が、元々が文系志望だったため、理数系の科目は赤点ばかりだったそうです。

挙句の果てに2年生の時の担任からは見放したように「2浪くらいしたら、もしかしたら医学部に合格するかも」と言われる始末。

でも、その言葉を僕はポジティブに受け取りました。それから一日10時間くらい勉強を続けました。

そして、結局4浪して合格しました。

だけど、安易な道を選ばず、4浪したからこそ、今こんなことができている、と思っています。

 

 

 

「人間は、人を助けるようにできている」僕はそう思います。

助けることに遠慮はいらない。助けてあげるではなく、助けたいんです。

助けてあげると思っていたらダメ。

なぜ僕がポランティアで手術を行っているかというと、お金を貰うと、心に邪悪なものが生まれてくるから。そうなると、お金を貰うのが当たり前になって、人を助けるのが二の次になってしまう。

僕は何としても助けたいんです。

目の前に困っている人がいたら、助けたい。

例えば、電車で席を譲るのに遠慮はいらない。僕は、そうすることで幸せを感じます。

だから、なぜ無償で手術をするかというと、僕も患者さんから幸せを貰っているからです。

医療は金儲けではない。医者は患者を助けないと。大事なのは、人を思う心。それが僕を支えてくれている。

 

 

 

幸せは、待っていたらダメ。誰かからやってもらわないと幸せを感じないのは、幸せではない。自分からやったことで、幸せを感じる。

そのためには、自分のことばかり考えるのではなく、相手の思いも考えてあげると、正しい選択ができます。

 

今の目標は、失明をなくしたいことです。

そのためには、一人でも多くの医者を育てることです。

服部が10人いれば、10倍の人を助けられますから。

 

一番辛かったのは、まだ研修医だった頃、既に手の施しようもない患者に「私はいつ目が見えるようになりますか」と訊かれたとき。答えられなかった。

だから、何とかしてあげたいんです。

医者の道を目指すのに、偏差値だけでは決まらない。大事なのはハート・情熱・パッションです。

 

◇◇◇ 人を思う心が大切とおっしゃる服部先生。まさに滝井生たちの心に響く講演会となりました。 ◇◇◇

6月4日には「またベトナムに行く」とのこと。とても忙しいところ、貴重なお時間をありがとうございました。