シンギュラリティ

    皆さんは「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがありますか。日本語では「技術的特異点」と呼ばれていて、AI（人工知能）が人間の知能を超える時期、また科学技術の進化のスピードが無限大になる特異点ともいわれています。それは2045年に来ると予想されています。もう既に私達の身近なところでAIを搭載した機器、ロボットなどが使われ、少し前までは、予想もできなかったような便利さが実現しています。今後技術革新のスピードは加速度的に高まり、今まで人類が経験したことのない多くの変革が社会に訪れると言われています。
    人類が予想もできないような変革が訪れる社会においては、過去の経験だけでは対処できない場面がたくさんあることでしょう。そのような中で学校の果たす役割も大きく変わっていくことでしょう。先人たちの知恵・知識・技術などを教わる場から、自ら課題を発見し、情報を得、学ぶ力を育む場となるでしょう。
     2045年には皆さんはちょうど社会で中心的に活躍する年代になっています。皆さんが「シンギュラリティ」に向けて生きる力を支える基礎力はこれからの高校での3年間にかかっていると言えます。社会の大きな変革の波に負 けない「生きる力」を滝井高校で身に付けていってほしいと思います。